実はあまり知られていない一般車両の機能や、年々変わるカリフォルニア州の道路交通法など、カリフォルニア州においての運転に関する便利な知っ得情報満載。
カリフォルニア州のハイウェイとフリーウェイについて
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ハイウェイとフリーウェイの違い
アメリカ国内(特にカリフォルニア州)でもこの違いについて明確には区別されていません。ただ、日本人がよく勘違いするのが、フリーウェイの"フリー"とは"無料"という意味ではないことです。現にカリフォルニア州では有料のフリーウェイが存在します。"フリー"とは、信号機やストップサインなどの交通整理のための標識が一切なく、それらによる停止が不要なことから"フリー"と呼ばれています。サンディエゴではInterstate Highway以外のハイウェイで信号機がある場所が見られます。勝手な解釈ですが、カリフォルニア州では交通整理のための標識がないハイウェイをフリーウェイと呼んでいるのだと思います。これに基づけば日本の高速道路はフリーウェイになります。
ハイウェイの種類
ハイウェイの番号
アメリカ全土ではありませんが、大体のハイウェイで奇数番号は南北、偶数番号は東西に道路が伸びています。サンディエゴの場合、5・805・163・15・125・101が南北で、8・94・52・56・76が東西に伸びています。
カープールレーン (Carpool Lane)
カープールレーンは車通勤が当たり前のアメリカで、通勤などの渋滞緩和策として備えられたものです。2人以上同乗している車両、オートバイ、バス、また黄色いステッカー(許可証)付きのハイブリッド車が使用可能です。
カープールレーンの乗り降りは、基本的には白い点線の所しかまたいではいけません。
トールロード (Toll Road)
トールロードとは有料道路のことです。基本的にフリーウェイにしばしばあります。日本の高速道路料金所と同じく、ETC(電子自動支払いシステム)を持っていなければ、入る前に料金を支払います。場所によって異なりますが、$5~$10ぐらいです。
アメリカのトールロードはちょっと分かりにくいのが難点です。トールロードに進入する前に"Toll Road"と必ず標識がありますが、料金所の場所が分かりにくい場合があります。間違ってETCの方からトールロードに乗ってしまい料金を支払い損ねると、後日、交通違反の罰金請求が郵送で送られてきます。罰金額は2013年時点でおよそ$50前後です。
例えば、サンディエゴからロサンゼルスまで行く時にGoogle Mapやカーナビで最短ルートを調べると、CA-73というトールロードが途中で出てきます。「トールロードの存在を知らず、料金を支払わず乗ってしまって、交通違反の罰金請求が来たのですがどうしたらいいですか?」という当校へのお問い合わせもしばしばあります。場合によっては罰金を免除されることや減額されることもありますが、早めに支払うのがベストです。ほうっておくと罰金額が上がります。フリーウェイで遠出する時は、十分に気をつけてください。