実はあまり知られていない一般車両の機能や、年々変わるカリフォルニア州の道路交通法など、カリフォルニア州においての運転に関する便利な知っ得情報満載。
DMVについて
日本と異なり、アメリカの自動車学校は運転免許証を発行することができません。唯一発行できるのは、政府機関である DMV です。DMV とは Department of Motor Vehicle(車両管理局)の略で、運転免許証の発行や車両登録・名義変更など車両に関するあらゆる書類手続きを行う公的機関です。日本だと警察庁交通局が運転免許証を交付するのですが、アメリカでは道路交通法が各州ごとからの異なるので、運転免許証を交付も各州ごとの車両管理局になります。
DMVは大体いつも混雑しています。カリフォルニア州の財政難のせいもあり職員が少なく、需要に供給が追いついていません。例えば予約なしで運転免許証の申し込みに行けば、整理番号をもらうまでに1時間待ち、それから番号が呼ばれるまでに1時間待ちはあたりまえです。そこから視力検査や筆記試験を受けたりすれば、約半日はかかります。予約をしていても待たされることもしばしばありますが、予約なしよりは待たされる時間が短縮されるはずです。実技試験も同様で、予約しているのにも関わらず予約時間に試験がはじまることは稀で、大体30分から1時間待たされます。また、夏休みの時期(6月から9月)になると、学生の運転免許証取得者が一気に増えるので、毎年いっそう混雑しています。